
武の道を極めたい!!
武道経験が無い初心者で、空手を始めるにはどうしたらいいのかな。
何か武道を始めたいと思っていて、このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
武道の中でも特に力強い技と美しい動きを備えた空手。
その魅力に惹かれ、新たな挑戦を始めることに決めた方も多いことでしょう。
この記事では、空手を始め方や空手がどんな武道なのかなどをご紹介します。
この記事を読めば、初心者でも空手を始めることができます!
おけいちゃん
『はじめかたNavi』の運営者。関西の北の果てに住み着く男。さまざまなコトを始める時に役立つ情報を発信しています。体験談を踏まえた、リアルな記事をお届けすることを心がけています。ブログ運営の他にもYouTube運営も行っています。
須原ヒデト
web制作事業、スハラwebworks代表、須原と申します。 ホームページ・LP制作、ロゴやチラシ等のデザインを行っております。
空手を習うという事


習い事の中でもトップを争うくらい人気の「空手」。
そんな空手をゼロから始める方の為に、空手歴20年の筆者が空手の流派、道場選び等、空手の始め方について力説します。
空手の流派の違い


空手は沖縄発祥の武道です。
剣道・柔道・合気道、そんな武道の一つに空手道が挙げられます。
そして、他の武道には無い大きな特徴の一つが、その流派の多さです。
詳細な流派の乱立はここでは割愛しますが、大きな流れとしては3種類に分ける事ができます。
それは、
- 伝統派空手
- 極真空手
- 沖縄空手
です。
伝統派空手・ノーコンタクト空手
伝統派空手はノーコンタクト空手とも呼ばれています。
オリンピック競技に採用されている空手で、ノーコンタクトと呼ばれる所以は、組手試合の際に、“寸止め”といって、相手に当たる寸前で止める事で、ポイント制で競技を争う流派です。
そして、日本国内でもこの伝統派空手道の道場は一番多いのではないでしょうか。
伝統派空手道の四大流派
そして、皆さんも聞いたことがあると思われる伝統派の流派は大きく分けて四つ
- 松濤館
- 糸洲流
- 剛柔流
- 和道流
です。
ノーコンタクト空手だから弱いのか?
そして、よく言われるのが「ノーコンタクト空手だから弱いのでしょ?」という問いです。
しかしノーコンタクトでも実戦には強い事が証明されています。
以下は代表的な元ノーコンタクト空手の格闘家です
- 堀口恭二
- 山崎秀晃
- リョ―ト・マチダ
そして、私の知人も伝統派空手ですが、学生時代によくケンカを売られたそうですが、負けた事が無い位強いです。
その強さの元は、長距離・中距離での踏み込みの速さ、見切りの正確さです。
堀口恭二も踏み込みの早い突きで、KOの山を築いていますよね。
極真系空手・フルコンタクト空手
二つ目が極真空手、フルコンタクト空手と言われる、実際に組手で打ち合う空手です。
大山倍達が開祖の空手で、突きは顔面打ち無しですが、蹴りの場合は顔面打ちありです。
極真空手は強いのか
敢えて極真の選手を挙げてみると以下の通りです。
- 那須川天心
- 安保瑠輝也
- 菊野克紀
実際に、筆者も新極真会というフルコンタクト空手に通っていますが、極真空手が始まって、早60年も経過していますが、フルコンタクトルール、顔面打ち無し(蹴り技は顔面蹴りあり)という独自性も相まってか、近距離での技術が非常に円熟しています。
攻撃する技術だけでなく、流したり、捌いたりする技術も高くなっており、元極真選手たちが、UFCやONEといった総合格闘技でも活躍している所以ではないでしょうか。
古流空手・古武術・琉球空手
それらに属さない空手の流派もあり、古流空手と言われ琉球空手という本来の空手の元祖です。
琉球空手は型の名前も沖縄の言葉で呼ばれていて、トンファー、サイ、ヌンチャク、棒術、杖術、等武器を稽古する流派もあります。
組手も流派によってまちまちですが、おもに「防具組手」と呼ばれる組手を採用しています。
正に剣道の様な面をかぶり、胴当てを装着して組手を行います。
空手の稽古方法


空手の稽古方法はおもに二種類
- 型
- 組手
です。
型
型はその流派によって異なりますが、敵を想定した動き、又は身体に負荷がかかる動作を繰り返す事によって鍛錬する事です。
そしてその型の稽古を反復する事によって体幹が鍛えられ、相手の動きを制し、そして攻撃できるようにする鍛錬です。
近年のオリンピックでもこの型を競技として採用していますが、見た目の優劣を決めるのは中々難しいのではないでしょうか。
型の効果
型の効果は味わった人でないと解らないと思いますが、私自身がある型を8年間やり続けていますが、やる事によって身体の変化を実感でき、身体の動かし方が解るようになり、また動きに鋭さが出るように変化します。
また空手の型自身、非常に不安定な姿勢で行うので、自然と体幹が強くなるのを体感できます。
そして、型の良い点は、一人で稽古ができる、という事です。
剣道でも柔道でも合気道でも、対人の武道の場合は相手が必要になりますが、空手のみ「型」という稽古方法なので、独りで稽古ができるのが空手の強味だと思います。
組手
組手は、一対一で打ち合い、優劣をつけ合う競技なので、勝敗が解りやすいです。
ノーコンタクトの場合は問題無いですが、フルコンタクトの場合は実際に打ち合うので、怪我をしやすい恐れもあります。
その点防具組手の場合は、顔面や胴当てに一発でもいい当たりがあれば、「一本」としてその場で試合が決着します。
道場では必ず年に1回スポーツ保険に加入します。
私自身も捻挫をする事がよくありました。
空手道場の探し方


空手道場の探し方は主に2種類。
- グーグルマップ
- ホームページ検索
です。
ただ、中にはホームページにも掲載の無い空手道場もあります。
Google Map で探す
グーグルマップで探す場合は、最寄りの場所で「空手」と検索すればヒットするでしょう。
マップ上に一目で見られるので簡単です。
ホームページで探す
ホームページで探す場合は、「市町村 + 空手」と言った感じのキーワードで検索します。
ホームページで探すと、よく学校の体育館を使って稽古している道場を探し当てる事ができます。
道場見学をする


道場見学は重要です。
その道場の空気感を実感でき、指導方法を直に見る事ができるので、入会前には絶対に見学をおススメします。
僕も新極真に入会する前は、極真の道場、松濤館の道場、琉球空手の道場等、一通り見学を行いました。
特に印象的だったのが、明らかに食べ過ぎで巨漢な指導者が座りながら指示する道場を見学した際は、さすがに“ここはダメだ・・・”と実感しましたね。
口だけで指導されてもやはり、身体で示してくれないと解らない場合が殆どですからね。
空手道場に入会する


入会前に気になる事は金額ですよね。
ここでノーコンタクト系の道場とフルコンタクト系の道場で大きな差が出てきます。
ノーコンタクト系の道場の月謝は2000円~5000円前後ですが、フルコンタクト空手の道場は7000円~10000円とやや高額になります。
その理由は、ノーコンタクト系の空手道場は小学校の体育館や市営の武道場が稽古場所となる事が殆どですが、フルコンタクト系の空手道場は、実際に道場を持っているので、やや高額になりがちです。
空手の試合に出てみる


道場に入会し、ある程度稽古を積んだら、試合で出場してみる事をおススメします。
私も入会時は怖くて試合なので無理、なんて思っていましたが、実際に試合に出場となると本当に緊張しますが、出場してみると得るものはかなり多いです。
空手の試合に出るメリット
やはり、人と競ってみて自分の力量を試す事が出来るし、そして負けたとしてもそれが稽古の励みになるからです。
また負けたとしても自分の稽古の甘さを身にしみて感じる事ができ、次の試合はもっと頑張ろうという気持ちにもなれます。
そして、勝つ事ができたなら、自分の強さに自分自身が満足する事ができるでしょう。
さいごに
空手は何歳からでも始める事ができます。
そして道着さえなくても、型を覚えればいつでも独りでも稽古をする事ができる武道です。
そもそも身体を動かす武道なので、運動不足を解消する事ができ、キレのある身体動作を習得する事が出来ます、そして自分の弱点を克服するために筋トレをしたり、怪我防止のために柔軟体操をしたりと、より身体を使うので結果的にいいことしかありません。
ですので、空手を始めようと迷っているのならばまずは近場の道場を探して見学してみてはどうでしょうか。